このブログでは、私が仕事現場を通じて気づいたことを発信しています。 実際に現場で遭遇した事例や、検証して得られた効果をもとにしていますので、ぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです。
今回は、前回の「悩みや課題をどう捉えるか」に続いて、実際にどう動き出すかという視点をお届けします。 その方法は、驚くほどシンプル。ずばり「小さく分ける」ことです。
日常にある家事や仕事の具体例を交えながら、「それなら自分にもできそう!」と直感的に感じてもらえるように書いていきます。 この記事が、読んでくださる皆さまの気持ちや行動を少しでも前に進めるヒントになれば幸いです。この記事でわかること
◇なぜ、やろうとしても動けないのか?
◇“小さく分ける”ことで人生が前に進む理由
◇今日からできる「分け方」のコツ3つ
目次 [非表示]
ShineBrightでは、「整理整頓」を単なる片付けとは捉えていません。
整理=課題を解決可能な形に整える
整頓=整えた課題を実際に解決する
という考え方を大切にしています。
このうち「整理」の部分にあたるのが、今回のテーマ「小さく分ける」こと。
たとえば「部屋の片付けしなきゃ…」という漠然とした悩み。これを「小さく分ける」と、
◇今日はリビングのテーブルの上だけ整える
◇明日はキッチンの引き出し1段だけやる
というふうに、自分が「これならできる!」と思えるサイズに変えることができます。
「悩みの見た目を変えること」──これが、「小さく分ける」の本質です。
ここで、ちょっとイメージしてみてください。
パソコンで、あれこれとアプリを同時に立ち上げたり、大きなファイルをいくつも開いたまま作業していると…どうなるでしょう?
そう、「フリーズ」してしまいますよね。
これは、CPUやメモリの処理能力を超える負荷がかかってしまった結果です。
実は、人間の脳も、これととてもよく似た反応を示します。
「あれもやらなきゃ」「これも急ぎだ」「こっちも放っておけない」
そんなふうに、やるべきことがどんどん積み重なっていくと、
脳の中がいっぱいになって、思考が止まり、身体も動かなくなってしまう。
そんな経験、誰にでもあるのではないでしょうか。
「やらなきゃ」と思っているのに、どうしても手がつかない。進まない。焦る。ますます動けなくなる……。
あなたが「動けない」と感じるとき、それは決して「やる気が足りない」とか「自分がだらしない」わけではありません。
“処理しきれないほど詰め込みすぎている”だけなんです。
だからこそ、大切なのが、
「小さく分ける」という視点。
タスクを小さくしていくことで、脳の負荷が減り、
まるでパソコンがサクサク動き出すように、 あなたの思考も、行動も、自然と軽くなるのです。
「どうしても進まなかったあのタスク」も、 「なんとなく避けていたこと」も、 “分けてみる”だけで、動かせることがたくさんあります。
少しずつでも動けたら、それだけで十分。
このあとは、私自身が体験したエピソードをご紹介します。
ここで、私が体験したちょっとした出来事をお話しさせてください。
ある日、家にあった30kgの玄米を精米しに行くことになりました。
……そう、あの30kgの米袋です。
持ったことのある方は分かると思いますが、
もうね、「想像以上に重い」です。
男性の私でも、腰をグッと入れて持ち上げないと運べないレベル。
「これは一人じゃキツいなぁ」と思い、
ちょうど近くにいた娘に「手伝って〜」と声をかけてみたのですが、
「無理っしょ〜!」
と、元気よく即答で断られました(笑)
ですよね……。
でも、そこで諦めるのではなく、
ふと頭に浮かんだのが、今回のテーマでもある**「小さく分ける」**という考え方でした。
そこで私は、30kgの米袋を、手頃なサイズの袋に4つに分けてみたんです。
するとどうでしょう。
さっきまで「無理っしょ!」と言っていた娘が、
「これなら持てるかも」と笑顔になって、ひと袋ずつ運びはじめてくれました。
袋をひとつ運んでくれるたびに「ありがとう!」と声をかけ、
作業が終わった後は「ごほうびアイス」でふたりでひと息。
最初はイヤイヤだったはずの作業が、
気がつけば笑いながら一緒に取り組める「ちょっと楽しい時間」になっていたんです。
ここで大事なのは、
30kgの玄米を精米するというタスク自体は、何も変わっていないということ。
でも、やり方を変えるだけで、
◇「できない」が「できる」に変わる
◇「やりたくない」が「一緒にできる」に変わる
そんなふうに、人も空気も、自然と動いていくんですね。
これがまさに、ShineBrightが大切にしている
**「整理整頓=課題を扱える形に整える+解決する」**の力。
家庭の一コマではありますが、
私にとっては、「小さく分ける」ことの大切さを肌で感じた瞬間でした。
毎日の生活に欠かせない「家事」。
…とはいえ、全部を完璧にこなそうとすると、どうしても疲れますよね。
ちょっと正直に言いますが、私も「掃除、得意です!」とは言えないタイプでした(笑)
「部屋を掃除しなきゃ」って思った瞬間、
なぜかソファに倒れ込みたくなる──あの感覚、ありませんか?
でも、
「今日は床だけサッと掃こう」
「明日は棚の上だけちょこっと拭こう」
これくらいのサイズ感にすると、不思議と身体が動くんです。
しかも、やってみると「あ、意外とできたかも」と思えて、次にもつながる。
これってまさに、**「やる気」より「やり方」**なんですよね。
例えば、「晩ごはん、作るのめんどくさいなぁ…」ってとき。
そんなときは、いきなりフライパンを出すんじゃなくて、
「とりあえず冷蔵庫の中をのぞくだけ」
「野菜を切って保存するだけ」から始めてみる。
そうすると、気づいたら「あと炒めるだけじゃん」になってたりします。
私たち、どうしても“100点じゃなきゃ意味がない”と思いがちですが、
実は「10動いた自分」こそ、一番えらいんです。
やることがゼロか100かじゃなくて、10だって立派な前進。
むしろ、そうやってコツコツ進めていく方が、ストレスも少なく、続きやすい。
これが「小さく分ける」のいいところです。
「やることが多すぎて、どれから手をつけていいか分からない…」
そんな状態、仕事でもよくありますよね。
頭の中がごちゃごちゃしてくると、気づけば1時間経ってる──そんな日もあります(ありますよね?)
例えば、「企画書を作る」とだけ書かれたToDoリスト。
なんか、見るだけでため息出ますよね(笑)
そんなときは、
「まずは構成だけ考える」
「とりあえず表紙だけ作る」
って感じに、“1枚の紙に書けるサイズ”にしてみると、意外と手が動きます。
「メールを返す」も同じで、
「1通だけ返す」「3分タイマーをかけて返信してみる」──そんな小技が効くんです。
人間の脳って、「これは大きな仕事だぞ」と感じた瞬間、
途端にやる気が下がる性質があります。
でも、「これならすぐ終わるかも」と思えたら、
自然と手が動いてくれるんですよね。
つまり、「やる気が出たらやる」のではなく、
「小さく分けて始めれば、やる気もあとからついてくる」のです。
やることが“見える化”されて、しかも“分けられてる”状態だと、
不思議と焦らなくなります。
「ひとつずつやればいいんだ」と思えるだけで、
心にも余白ができる。
そうすると、チームとのやりとりも柔らかくなったり、
なんだか自分の仕事も“ちょっといい感じ”に回り出してきたりするんですよね。
小さく分けるって、
「がんばらない工夫」なんです。
無理にやる気を出すんじゃなくて、
“できるサイズ”に整えてあげるだけ。
今日できそうなひとつ、
明日やれそうなひとつを、
ぜひ思い浮かべてみてくださいませ。
〜脳の“ちょっとめんどくさがり”なクセとの付き合い方〜
「小さく分けるって、どうしてそんなに効くの?」
そんなふうに思われた方もいるかもしれません。
実はこの“効き目”、人間の脳の仕組みと深〜く関係しています。
しかも、けっこう“めんどくさがり”な性格なんです、脳って。
人の脳って、
「よく分からないもの」「先が見えないもの」に出会うと、
本能的に“ちょっと待って”ってブレーキをかけるクセがあるんです。
たとえば、「これどうしよう…」「何から手をつければ…」という状態。
頭の中でぐるぐるしてると、次のような流れになりがちじゃないですか?
モヤモヤする
↓
手がつかない
↓
気がつくと、また後回し(あるいはそっとフタ)
これ、ぜんぶ“脳が困ってる”という脳からのメッセージなんです。
でも逆に、
その課題を小さく分けてみると──
「これと、これをやればいい」って見えてくる。
すると、
◇今やるべきことが明確になって
◇自分でもなんとかできそうな気がしてきて
◇実際に「できた!」となる
という、まさに“好循環”が生まれていくんです。
ここでポイントなのは、
「やる気」じゃなくて、「整理された状態」が行動を生むということ。
ShineBrightでは、
この「できた!」という小さな成功体験の積み重ねこそが、
人の「解決力」を育てていく何よりの中心軸だと考えています。
「できないこと」を「できるように」するのではなくて、
「できるサイズ」に整えてあげる。
そのほうが、ずっと自然に、楽に、前に進めるからです。
次に「モヤモヤするな…」と感じたときは、
「脳がちょっと混乱してるのかも」と、
すぐに、やさしく“分けてあげる”ところから始めてみてくださいね。
~解決できない本当の理由~
「やらなきゃとは思ってるんだけど、動けないんですよね……」
そんな声を、これまで何度も現場で耳にしてきました。
実はそれ、あなただけじゃありません。
今の時代、たくさんの人が、同じような“動けなさ”を感じています。
原因は、
「世の中がこんなに高度で複雑なんだから、
解決だって、きっと高度で難しいものなんだろう」
こんなふうに思い込んでいるからかもしれません。
だからつい、
「自分にはムリだ」
「解決は、すごい人か、専門家にしかできない」
と、どこかでそう信じてはいないでしょうか?
私自身も、昔はそうでした。
会社員だった頃、
「偉い人の言うことを聞いていればうまくいく」
「声が大きい人についていけば、正解が見つかる」
そう信じて動いていました。
でも、現実は違いました。
目の前の問題は一向に片付かない。
それどころか、振り回されてばかりで、気づけば心がすり減っていたんです。
そんなときに出会ったのが、「整理整頓」という考え方でした。
特に、
「問題を小さく分けて整理する」
という技術を知ってから、
私の中で何かがスッと動き出したんです。
誰かの指示を待たなくてもいい。
複雑な状況も、まずは“分けて整える”ことから始めればいい。
そう思えるようになってから、
私は少しずつ、自分の足で動けるようになっていきました。
これが、私にとっての「自立した解決」のはじまりでした。
だからこそ、今度は私が、
この“技術”を当時の私のように動けないでいるひとに届けたいと思っています。
ShineBrightが目指しているのは、
働くすべての人が、仕事で“幸せ”を感じられる環境を整えること。
「解決力」が育つことで、
◇職場には前向きな空気が生まれ、
◇チームには自信が生まれ、
◇社員にも、経営者にも、
◇**“幸せの循環”**が広がっていきます。
そしてその第一歩は、
なにも難しいことではありません。
今ある課題を、「自分の手に乗るサイズ」に整えること。
それだけで、
現場も、人生も、ゆっくりと動き出していくのです。
〜やる気がなくても動ける“ちいさな魔法”〜
ここまで読んでくださったあなたなら、
「小さく分けるって、なんか良さそうだな」と思っていただけたのではないでしょうか。
でも、いざ実践しようとすると、
「えっ、どうやって分けたらいいの?」と手が止まることもありますよね。
そこで今回は、今すぐ試せる「分け方のコツ」を3つご紹介します。
どれもすごくシンプル。
でも、効果は抜群です。
タスクを名詞でとらえると、なぜか重たく感じること、ありませんか?
たとえば「資料作成」って書いてあるだけで、「ああ…」ってなる(笑)
でも、これを「動詞」で分けてみると…
◇「資料作成」→「構成を考える」「図を探す」「書く」
といった感じで、やることが“行動”として見えてきます</strong。
「片付け」も、
◇「片付ける」→「分類する」「収納する」「捨てる」
といった動詞に変えるだけで、「よし、まずはここから!」と動きやすくなるんです。
時間って、意外と使い方次第で味方になります。
「30分やらなきゃ」は重くても、
「5分だけやってみる」は、不思議と動けたりします。
たとえば…
◇「とりあえず5分だけ掃除する」
◇「5分だけメールを返す」
“短時間だけ”という制限は、集中力を引き出すコツでもあります。
動かなかった案件が、動くようになる魔法のような方法です。
最後は、“ちゃんと終わる”サイズに分けるというコツ。
◇「1通だけ返信する」
◇「1枚だけ書類を処理する」
など、たった1ステップで終われることにすると、
「終わった!」という気持ちになれます。
この“できた感”が、次の一歩を後押ししてくれるんです。
どれも本当にちいさなことだけど、
ちゃんと積み重ねていくと、
気づけば「ちゃんと進んでる」って思えるようになります。
〜うまくいく人・組織の共通点とは?〜
ShineBrightは、
企業の現場で「整理整頓」に関するご支援をたくさんしてきました。
業種や業界に関係なく、
うまくいく現場には、ある共通点があります。
それは……
「小さく分けて、動ける状態をつくっている」こと。
どんなに複雑に見える問題でも、
小さく分ければ、自分の手に乗るサイズになります。
そしてその「これならできそう」という感覚が、
◇社員の自信になり
◇チームの前向きな空気をつくり
◇経営者の安心感につながっていくんです。
「小さく分ける」は、
派手ではないけれど、とても力強い習慣です。
今日できたことを、明日もできる。
誰かがやったことを、別の誰かがマネできる。
その連鎖が、「変化する組織」をつくっていくんですね。
それがShineBrightの信じる、
「解決力の育て方」です。
あなたの現場では、どんなことを「小さく分けて」みたいですか?
ちょっとしたアイデアが、大きな突破口になるかもしれません。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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