令和の5Sブログ

5S活動の目的とは?

いわゆる5S活動とは、

「整理・整頓・清掃・清潔・躾」を徹底することです。

その目的は、

「安全・無駄の削減・生産性の向上が得られ会社の業績を向上させる」というモノです。

これは、昭和30年代にトヨタを代表とする大手の製造業で生まれ効果を上げた方法であり、目的です。

昭和の経営環境には成果が大きかった方法も、

30年以上も経過し激変してしまった令和の経営環境では機能しないところも当然多くあります。

令和の経営環境に適した5S活動の目的はどこに設定したら最適なのかをお伝えします。

「経営者が経営に集中できる環境づくり」が令和の5Sの目的

なんでもかんでも社員から「どうしますか?社長」と聞かれ

「そんなことくらいいちいち社長に聞かずにやってくれよ」と思いながらも

余計な細事に振り回されてしまう。

結局、肝心の経営者としての経営課題に集中できない。

そんな環境におかれている経営者の方は多いと思います。

本来経営者がすべき仕事は、会社の戦略や未来を創ることです。

その仕事に集中できる時間と環境を整えない限り、会社の持続も発展もないのです。

以上のことが、

令和型の5S活動の目的を経営者が経営に集中できる環境づくりに設定する理由です。

安全・無駄の削減・生産性の向上だけでは、令和現在の経営課題の解決にまで手が回らないのです。

経営者が経営に集中できる環境が整ってようやく世のスピードに負けない経営になります。

そして経営に集中できる環境づくりにこそ令和型の5S活動が最適なのです。

経営者が経営に集中できる環境とは

経営者の一番重要な仕事は「決断」です。

毎日、大小様々な課題に決断を求められ、決断をされていることと思います。

決断や判断は思っている以上にご自身の脳に負担をかける作業です。

その積み重ねが経営者のエネルギーを消耗させます。

経営者のエネルギーは有限なのです。

その有限のエネルギーを何に使うのか?が会社の未来を決めるといってよいでしょう。

それのために経営者が経営に集中できる環境づくりが必須なのです。

経営者が経営に集中できる環境とは、

「経営者の判断」以外の経営上の課題は、すべて社員に任せられる環境

といえます。

簡単なことではないですが、できれば経営者・社員双方にとって有益な環境です。

なにが経営に集中することを妨げているのか?

経営者が経営に集中することを妨げている原因は、いくつかの要素が重なっています。

要は、社員が経営者に聞かなければ行動できない環境を放置していることです。

社内で権限移譲が機能していない状態とも言えます。

それでは権限移譲をすれば問題解決かというと、そんなことはありません。

権限委譲は、社員の成長を促進する有効な手段であり仕組みですが、

権限移譲に対応できる人材や組織が育っていなければ、かえって混乱を招きます。

原因はいくつもあるのです。

「細かな原因が散らかり放題になっている状態」

それが、経営者が経営に集中することを妨げている原因の正体です。

散らかっているとは?

散らかっているとは?どんなことでしょうか。

モノが散らかっている

仕事柄、様々な業種の会社に訪問する機会があります。

多くの場合、事務所や作業場がモノであふれていて雑然としています。

そしてほぼ100%の確率で経営者様から、

「うちの社員は片付けが下手で・・・」

「教育ができていなくて・・・」

「なかなか片付けまで手が回らなくて・・・」

というお話をお聞かせいただきます。

モノであふれていて雑然としている状態は良くないことだという認識は、

皆さまされているようです。

良くないのは、効率が悪い、安全性が低い、生産性が低い、くらいの認識です。

ところが現実の症状は、はるかに想像を超えます。

断言します。

モノが散らかっている会社は、100%モノ以外も全部の事が散らかっています。

モノが散らかっているのは氷山の一角で全体の1割くらいのことです、

その他のありとあらゆる事柄も全部散らかってしまっています。

全部が散らかっている?

モノが散らかっている会社は例外なく、

時間、ルール、仕組み、感情、人間関係、指示命令系統、合意形成、境界、コミュニケーション、言葉、思考、など

全部が散らかっています。

モノを片付けただけでは、どうしようもないのです。

モノが散らかっている職場環境のヤバさを感じていただけたでしょうか。

解決するには?

モノだけでなく、すべてが散らかってしまっている危険な職場環境は、

どうしたら解決できるのでしょうか?

結論は、一つ一つの要素を整えていくしかないのです。

経営者が経営に集中できる環境づくりとは、

散らかった一つ一つの要素を整えて再構築する作業のうえに出来上がります。

想像もつかない遠い道のりのようですが、

歩み始めて一歩一歩進めば、必ず経営に集中できる環境にたどり着きます。

整理整頓という技術

モノを整えるとは?

時間を整えるとは?

合意形成を整えるとは?

仕組みを整えるとは?

あらためて問われると、どうやったら良いのかわからないことはないですか?

その一つ一つに別々のノウハウがあって別々の解決方法が必要だとすると、

とてもじゃないけどやっていられない作業量になってしまいますね。

安心してください。

これらすべてを整えていくのは、一つの共通した方法で大丈夫です。

その方法が整理整頓を使うことです。

整理整頓は「片付け」とは本質的に違います。

なぜなら整理整頓の本質は、「課題を解決可能な形に整えること」だからです。

そして整理整頓は技術です。

その技術を身に着けると、すべての課題を整えることができるようになります。

令和型の5S活動とは?

令和型の5S活動とは、昭和型の5S活動とは違い、

・「経営者が経営に集中できる環境づくり」を目的にして

・整理整頓という技術を使って

・モノ以外のありとあらゆる社内の課題を含めて解決可能に整え

・権限移譲が可能な人材、組織を育成し

・「経営者が経営に集中できる環境」を現実に作り上げていく

そんな活動です。

そのことによって持続可能で、働きがいのある会社が実現します。

人材の育成や社内の課題でお悩みがある経営者様、
気になることがあれば遠慮なくお問い合わせ下さい

シャインブライトの「整理整頓」とは、課題を解決可能な形に「整える」こと

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